27日土曜日の夜、久々にラジオの英語番組に出演した。神戸・長田のコミュニティFMラジオ局FMYYで夜8時から放送しているSoundwaveという英語番組。
阪神淡路大震災以来、神戸に住む在日外国人コミュニティと被災市民がいっしょになって立ち上げた多言語放送局であるFMYYが、震災後15年の経 験をもとに、多文化の街づくりを進めてきた神戸の経験をまとめた英語版の冊子を出版し、同時に、それを特別番組として放送したのだ。その出版を進めるプロ ジェクトの代表ということになっていて、昨夜は、その特別番組にゲストとして出演した。番組はFMの電波と同時に、インターネットラジオ番組としても放送 された。
英語番組に出るのは、何年来のことだろう。昔、文部省の研究所で研究員をしていたとき、太平洋の島々やニュージーランド、オーストラリアなどを 回ってメディア教育の調査をしていたとき、ニュージーランドやフィジーのラジオ放送局にゲストで出演したことがあった。以来、番組出演はテレビもラジオも いろいろとあったけれど、英語番組は久しぶりだった。
だいだい英語で話すと話が長くなる傾向があった。語彙が足りないところに、日本語みたいに早口に話せない。で、勢い説明的になり話が長くなる。 話すと止まらなくなる。局のスタッフからは、簡潔に話してくださいと言われていた。そこで、スタジオに入る前にメモを作って簡単に話をまとめておいた。
ところが、スタジオに到着してみると、担当の番組が終わった連中がスタジオの下にあるバーでワインやビールで楽しくやり始めていた。「やー、土 曜にお越しなんて、おめずらしい」と見知った顔に声を掛けられ、駆けつけ3杯と、ワインをグラスに3杯飲んだ。それで勢いがついて、生放送が始まる午後8 時までには、もうすっかりできあがってしまった。
気がつくと、もう8時。これじゃまずい、と思う間もなく、スタジオに連れて行かれ、番組が始まってしまった。ところが、しずかなスタジオに入ると、突然、眠気が襲ってきた。
番組の進行役のエド君の声が、また城達也なみの低くて、ささやくようないい声。あぶない!もうまったく眠ってしまいそう。ガクッと一瞬意識が飛んで頭がのけぞった。すかさず、ディレクター役の吉富さんが脇腹を突っつきに飛んできた。
そんなこんなで危なかったが、それでも、まあメモを頼りに言いたいことはしゃべり、なんとか1時間の生放送は終わった。いただいた出演料は、すべてその夜の内に、スタッフといっしょにアルコールとなって消えた。めでたし、めでたし。
番組は、ポッドキャストでも聴くことができる。
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それにしても、聴いてみて気がつくのだけれど、わたしの英語は、ホントにハワイなまりのピジン英語だと思う。ハワイのおばあちゃんたちに知らせたら、「おまえもすっかりロコ(ハワイ育ちの土地っ子)になったねえ」と言われるかもしれないなぁ。
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