2010年6月11日金曜日

小泉進次郎の尻を追うテレビ局は恥を知れ


小泉進次郎が、菅直人の所信表明演説に対して、メディアで発言していた。それも、いっぱしの口を利いて。「またも、トラストミーですか」などと生意気な口を利いていた。
親の七光りがなければ、けっして20代で当選などできなかっただろうこのドラ息子に、メディアは発言させつづけている。たいした意見もないのに、かならずテレビは、この男のコメントを取り上げる。
そうだろう。マスコミ、とりわけテレビ局には、コネで就職した旧政権与党の政治家たちのドラ息子やドラ娘がひしめいているからだ。政権交代後、こういうやつらの肩身は狭くなっただろう。旧与党のコネなど、無意味になった。
こういうドラ息子ドラ娘にとって、小泉進次郎は、希望の星なのに違いない。だから、バカの一つ覚えのように、小泉進次郎に一言しゃべらせたいのだろう。そして、あわよくば、夢よもう一度と、旧政権の復活をもくろんでいるのだ。
いいかげんにしろ。たかだかアメリカに遊学した程度で、国会議員になれるなら、私の周辺には、その程度の資格をもつ有意な若者は五万といる。しかし、彼らは、親の七光りがないために、いまだ就職先さえ見つからずに苦労しているのだ。
小泉の親も親なら、子も子だ。新自由主義の旗を振って、多数の若者を派遣労働に追いやったくせに、自分の息子だけは、世襲の特権を享受させた。その小せがれも、親バカに諾々としたがって、シャーシャーと国会議員のバッヂをつけて喜んでいる。恥を知れ。まともな男なら、親バカを諫めるくらいのことをしろ。
まさに、彼らこそ、コネ万能の不平等社会のシンボルではないか。
こういう政治家には、絶対に二度と議席を与えてはならない。
小泉進次郎に派遣労働の辛苦をなめさせよう。それこそ、今、必要な社会的正義の実践というべきだ。